特色
神奈川・東京の眼科や内科医からも信頼され、紹介されて受診される患者が50%以上を占めています。重症の方の手術を多く担当し、地域医療の中でも貢献しています。
外来診察
年間初診患者数は、約2,600人、再診患者数は、約22,300人。眼科一般の他、緑内障の専門外来も設けています。(第2・第4週の木曜日)手術・入院相談での受診も受け付けしております。’09年9月より、藤が丘病院からリハビリテーション病院へ移転しました。 今後も、大学病院の特色を生かし、他科との連携を行いながら、総合的な診断・治療にあたっていきます。
手術の領域
当科の特色は、豊富な手術症例です。‘09年度の全手術件数は、1,590件です。特に白内障、糖尿病網膜症、網膜剥離、緑内障では症例数の多い領域で、難治症例に対しても豊富な経験と高度な技術により、良好な治療成績をおさめています。黄斑円孔、黄斑浮腫、黄斑上膜など黄斑部に対する硝子体手術においても多数の症例を行っています。
症例数・治療
- ■白内障手術
白内障手術は約1,400例と最も多く、超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行っています。小切開創に対応する眼内レンズ、多焦点眼内レンズを使用し、術直後からの安定した良好な視力回復と長期安定を目的とした手 術を行います。また、白内障手術は、大部分は点眼麻酔で20分前後で終了します。入院期間は、安全に余裕をもって行うために手術前日入院、術後1〜2日目退院を基本としていますが、希望により日帰り手術にも対応しています。 水晶体脱臼や緑内障合併例などの難しい症例の経験も豊富で、安全に手術を行います。
- ■糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は内科との共同治療により網膜症の進行予防を徹底的に行っています。硝子体出血への進行を防止するための汎網膜光凝固は専門の医師が担当し長期的に管理いたします。硝子体出血や網膜剥離などの進行した網膜症に対する硝子体手術は約200例行っています。術式は、硝子体切除と術中網膜光凝固が主体で、難治症例には水晶体摘出術と眼内レンズ挿入術、増殖膜切除術、眼内液空気置換術、シリコンオイル置換術、輪状締結術などを併用します。
- ■網膜剥離
網膜剥離の手術は、約100例で強膜バックリング手術を主体に行っています。巨大裂孔や深部裂孔例などの難症例には硝子体手術を併用し確実な網膜復位を得ています。網膜剥離は、剥離期間が長くなると術後の視力回復の妨げになるため、受診して診断された当日〜翌日に緊急手術として手術を行っています。
- ■緑内障
緑内障は、点眼治療から開始し十分な眼圧下降が得られない例や視野障害進行例には眼圧下降を目的とした手術を積極的に行っています。緑内障手術は約150例行われ、前房出血や浅前房などの術後合併症がほとんどみられない最新の非穿孔性トラベクレクトミーを術式として選択しています。
- ■その他
黄斑円孔や黄斑上膜.黄斑下出血に対する硝子体手術、慢性涙嚢炎に対する涙嚢鼻腔吻合術、眼瞼下垂に対する上眼瞼挙筋短縮術、鈍的眼打撲で発症する眼窩底骨折に対する眼窩底整復術、斜視手術などを行っています。
医療設備
前眼部解析装置、角膜形状解析装置、レーザーセルフレアメーター、超音波白内障手術装置、硝子体手術装置など。
