ご挨拶
当科は、昭和51年昭和大学藤が丘病院開院と同時に開設されました。来年で35年を迎えます。平成5年に教授に就任し、17年が経とうとしております。
この間に社会情勢は大きく変化し、私たちを取り巻く医療環境も就任当時とは様変わりいたしました。しかしながら、大学病院の3つの柱といえる「臨床」「研究」「教育」を根底で支える「患者様にとってよりよい医療の提供を目指す」という信念は変わっておりません。
一般に、人は五感(視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚の5つの感覚)の中でも情報の80%を視覚から得ているといいます。それだけ、「眼」というのは私たちの日常生活において大切で重要な器官といえます。その大切な「眼」を守るため、私たちはより高度な医療を提供すべく日々研鑽しております。
■臨床■
臨床では、「説明と納得の医療」を目指しております。不安を抱え来院された患者様に、専門用語ではなく、分かりやすく患者様が納得されるまで丁寧に説明できるよう心がけております。特に手術をされる患者様には、ビデオなどを用い、詳しく解説しております。
■教育■
大きく分けて、学生に対するもの、研修医に対するもの、医局員に対するものなります。学生に対しては、電子教材を作成し、基礎となる知識を分かりやすく説明しております。研修医に対しては、研修医一人に対し、指導医を一人配置することにより眼科診療・手術など細かい部分まで丁寧に指導しております。また、医局員については、手術助手になるための豚眼を用いた実習を徹底的に行います。実際に手術を執刀する際には、助手として少しづつ執刀可能の範囲を広げてゆき、その折には細かい手技チェック表で指導医がチェック、後日、手術ビデオを供覧しながら、チェック表と合わせて確認を行います。一歩一歩確実に手技をマスターするよう心がけています。
■研究■
医局員一人ひとりがテーマを持ち、上級医師の指導の下研究を行っております。近年では、白内障手術における超音波発振装置の改良、開発を行い、臨床データと模擬前房を用いての基礎実験を繰り返し施行し、より安全な手術装置の開発に寄与しております。また、白内障手術で使用する眼内レンズの開発にも力を入れております。その他水晶体上皮細胞などの研究を続けております。
眼科教授 谷口 重雄
